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KYOTO EXPERIMENTの10年をみんなでふりかえる

2019年で10周年を迎えた「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」。初回からディレクターを務めた橋本裕介が退任し、次回からコレクティブ体制での新たなディレクター体制に変わるなど、節目の時期を迎えた同芸術祭の10年を振り返り、次の5年、10年に向けての展望を考えるシンポジウムを開催する。

趣旨・目的

企画ノート

2010年にスタートし、19年秋の開催で10年目を迎えた「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」(以下、KEX)。日本で活躍するアーティストを紹介するのみならず、海外アーティストの招聘にも力を入れた同芸術祭は、京都・関西エリアにおける舞台芸術のための実験場・育成の場として国際的に広く認知されてきました。

10年という節目の年を迎え、KEXは初回からプログラムディレクターを務めてきた橋本裕介が勇退し、来年からは塚原悠也(contact Gonzo)、ジュリエット・礼子・ナップ、川崎陽子のディレクター3名によるコレクティブ体制へと移行します。この新たな変化を前にして、これまでのKEXの10年間を振り返り、次の5年、10年を展望するシンポジウムを開催いたします。

第一部は、アーティスト、制作者・プロデューサー、批評家それぞれの視点からKEXを語る計4本のディスカッション(アーティスト編のみ2回)を。第二部では、第一部で示されたテーマや問題を軸としながら観客も交えた全員でのフリーディスカッションを行います。

舞台芸術が行われる広義の劇場空間はアーティストのためだけの場所ではなく、そこに集う観客、あるいはそこに来るかもしれなかった「市民」、いつかの未来に来るかもしれない人たちにも開かれた公共の時空間、社会の縮図とも呼べるものです。古代のギリシャ演劇が、市民の共同体意識を育み、また活発な議論を生み出す場であったように、本シンポジウムではKEXという稀有なる芸術祭を素材として、芸術、社会、政治など多方面に広がる自律的で創造的なコミュニケーションの再起動を目指します。

昨年の「あいちトリエンナーレ」問題に代表されるように、文化芸術は大きな転回の時期を迎えているように感じます。この先行きの不明瞭な時代に、芸術に関わることはどのような意味を持つのでしょうか? 共に考え、共に語り合う時間にご参加いただければ嬉しいです。


               KEX10thを振り返る有志の会代表  島貫泰介

概要

開催概要

日時:2020年2月1日(土)12:00〜18:00(途中休憩あり)
会場:京都芸術センター 大広間
登壇者:塚原悠也、高嶺格、倉田翠、ジゼル・ヴィエンヌ、筒井潤、川崎陽子、丸岡ひろみ、コ・ジュヨン、森山直人、高嶋慈、高橋宏幸、岩城京子...

[司会進行] 島貫泰介
入場料:1,000円 (入退場自由)
申込み:事前申込みなし
 (11:30より先着順で受付を行います)


タイムスケジュール
11:30〜12:00 受付
12:00〜14:30 第一部 ディスカッション
 アーティスト編 / 制作者編 / 批評家編 (各40分を予定)
14:30〜15:30 休憩
15:30〜18:00 第二部 フリーディスカッション

 

https://note.com/nukisuke/n/n27b2f9b359f2

開始年月日20200201
終了年月日20200201
プロジェクトメンバーKEX10thを振り返る有志の会

※掲載情報は2020年1月16日現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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